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8. スペクトルアナライザー

図は波形観測の概念図を示しているが、オシロスコープが時間軸で波形を観測するのに対して、スペクトルアナライザーは周波数軸で観測するものである。低周波から数100GHzまでの周波数成分の測定が可能である。
動作原理は局部発信器の周波数を連続的に変えて狭帯域の中間周波増幅器で増幅し信号レベルを周波数に対してブラウン管上に表示するものである。

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9. アンテナの測定

(1)固有周波数周波数
図の回路において発信器Oをアンテナ回路に巻数の少ないコイルで疎に結合し、発信器の周波数を変化して電流計IAの振れの最大点を求める。このときの周波数がこのアンテナの固有周波数である。

 

(2)アンテナ抵抗
図の回路において、まずSを?に倒し、周波数を変えて電流計の読みが最大になるように同調をとる。次にSを?側にして、まず可変コンデンサーCを変化させて同調を取り、次に可変抵抗Rを変えて、Sが?のときの電流値と等しくする。このときの抵抗値がアンテナ抵抗である。

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